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会長あいさつ

都情研会長  小林 英忠
(江東区立元加賀小学校長)

 今年度も昨年度から引き続き、東京都公立学校情緒障害教育研究会会長を務めさせていただきます、江東区立元加賀小学校校長 小林 英忠でございます。今年度で3年目となりました。会運営の体制も大きく変わる中、今までのよさを踏襲しつつ、新たなことにも挑戦していきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いします。

 昨年度の活動を振り返ると、全ての研修会を滞りなく実施することができ、夏季研究大会、秋季セミナー等の大きな研修会のみならず、各ブロックにおいて実施した専門研修をはじめとする研修会においても、150名近い方が参加していたという現状があります。それだけ、発達障害をもつ児童への指導に対する課題意識の高さもうかがえます。

 ご存じのように、特別支援教室を利用する児童・生徒は年々増加しており、障害のある児童・生徒への指導の充実が、より一層求められているところであります。その中で、原則の指導期間で目標を達成できるようにするため、児童・生徒の実態を的確に捉え、適切な目標設定を行うとともに、その達成のための高い指導力が求められています。

 障害をもつ児童・生徒への教員の理解や指導の実際を見ると、巡回指導に携わる先生方や、自閉症・情緒障害学級での指導にあたる先生方の指導力は確実に高まっているととらえます。また児童・生徒の実態をつかむ力も、本会での研修会を通してより一層充実してきていることも間違いありません。また、昨年度は高等学校の通級指導にもスポットを充て、子どもたちの将来を見据えた指導のあり方にも目を向けていく必要があることを痛感しました。

 指導者はよりよい指導を求める探究心をもち続けることが大切であり、常に進化し続けなくてはいけないと考えます。一人一人の児童・生徒のニーズに合った教育を展開していくには、より一層、私たち教師が研鑽を深め、指導力を高めることが必要であることは言うまでもありません。

昨年度、文部科学省から次期学習指導要領に向けた論点整理が公表されたことは皆さんもご存じのことと思います。その中で、「通級による指導において、障害の状態等を踏まえ特に必要がある場合には、各教科の指導を行うことも可能とすることや、通級による指導の授業時間数の上限を見直す」こと、そして「各教科の指導にあたっては、各教科の目標・内容の一部について、障害の状態等を考慮したものに替えることや取り扱わないことなど、児童生徒の障害の状態等に応じた教育課程の編成を認めることを検討すべきである」ということが示されました。今年度中にはさらに具体的なものが示されることと思います。私たちは、そのことを注視しながら、子どもたちが自分の力で生きていくことができる力を養えるようにしていくことを真剣に考えていく必要があります。

 そのためにも、本会の目的である「情緒障害教育の拡充発展及び特別支援教育の振興」を実現させるべく、本研究会がこれからどのような研究活動を行っていくかを会員全員が真摯に向き合っていくことが重要であります。

 

 本年度も、夏季研究大会、秋季セミナーをはじめ、各地区における研修を予定しております。これらの研修を通して学んだことを実践に生かし、その実践について広く協議し、磨き、高め合い、東京都の情緒障害教育、及び特別支援教育の一層の充実、発展につなげられるよう取り組んでまいります。

 

 私は本会会長として、副会長及びブロック担当の校長先生方、企画運営本部及び各ブロック本部の先生方と力を合わせ、特別支援教室にかかわる諸課題の解決と各地区、各学校で特別支援教育を中心となって推進し、リードできる人材育成を進めていきたいと考えております。どうか本年度も本会の活動にご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。

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